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書くことについて

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ネット社会の現代人に、手で文字を書く書道は必要なのでしょうか

現代人にとってパソコンやスマホは必需品です。
仕事でも学校生活でもプライベートでもインターネットで繋がることが当たり前であり、ズーム会議やオンライン授業の普及率は高まりインターネットの需要はますます拡大しております。
ITとは、[Information Technology]の略で情報技術という意味です。
簡単にいうと「情報を入手・保存・伝達する技術」のことです。
スマートフォンや交通ICカードなども、ITの活用例。ITは人々の生活を便利にしています。
それに伴い手で文字を書くという機会が少なくなってきています。
パソコン作業やスマホで文章を書くことと、ペンや筆で書くことの違いはあるのでしょうか?
手書きがもたらす脳への刺激は、想像以上!
手を使い書く行為をプラスする場合は、脳の使う場所が違います。
書道教室で手本を見て書くことは、見る場合は視覚、書く場合は視覚+運動野、運動準備野などを使う。
脳が活性されパソコン作業とは全く違うものとなります。

書道で普段使わない脳を活性化! 日常生活では使わなくなった毛筆は、指先の力加減や繊細なバランス感覚を養えます。

書道で使う毛筆は、
筆先が柔らかいので置いた位置や移動させるスピード、力加減によって線が変化します。
日頃からの練習や年数により熟練度がでるものです。
毛筆には鉛筆やペンにはない筆の使い方や動かしかた『運筆法』があります。
右払いや左払いなどは聞いた事があるかもしれませんが、他にも様々な運筆があるので、お手本を見ながらそれらの技を習得し文字を美しく書けるように練習を積みます。
墨をつけて毛筆で書くことは、字が綺麗に書けるようになるだけでなく集中力が自然に身につきます。
姿勢や作法など心身共に成長できる習い事であるがゆえ今でも続く日本の伝統文化なのです。

IT化が進むネット社会の中でアナログ教育を重視するアメリカ。

アメリカのシリコンバレーは、世界で最も巨大なハイテク産業やスタートアップ企業が集まっていることで知られている。
そういった企業で働く人達の子供達。もちろん超最先端なハイテク機器を使った教育を受けているような気がします。
しかしシリコンバレー近辺の学校では黒板と鉛筆を使うアナログな授業が行われているようです。
スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツも自分の子供達には家庭でのIT機器の使用を制限していたと聞きます。
最先端にいるからこそテクノロジーの怖さもわかるのでテックフリー子育てに力を入れる。
これからの時代はインターネットは不可欠ですが、鉛筆で字を書くことはもちろん日本においては書道など普段の生活のなかで手書きの機会を作ることは素晴らしいことだと思います。