文香のコラム
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2020/10/01
中秋の名月

2020年の中秋の名月は10月1日です。満月は10月2日の午前6時。
日本人は大昔から月が大好き!
私も空を見上げて月を見るのが習わしである。
和歌にも月はよく出てきます。
2020年の十三夜は10月29日です。
この十三夜は、十五夜とセットでお祝いすることが良しとされており、どちらか片方しかお祝いしないと「片月見」などとして忌むこととされていました。
十五夜は中国をはじめとする台湾や韓国などでも見られますが、この十三夜は日本だけのものなんだとか。十三夜の別名は「栗名月」「豆名月」で、こちらは栗や枝豆が旬のため、お供物にされるからなんですね。
ちなみに、十三夜のお月見を最初に行ったのは平安時代の後醍醐天皇だという説があります。
今年の10月 は満月が2回あり、
31日も満月となります。
この日の満月は地球から最も遠い満月となります。
是非お月見を楽しんで下さい。
2020/07/27
弘法筆を選ばず
新しい筆を購入致しました!
展覧会用の
大作を書くための大筆でございます。
空海は、平安時代初期の僧。弘法大師の諡号で知られる真言宗の開祖である。
弘法大師は日本の書の名人とされる『三筆』の一人です。(三筆=弘法大師・嵯峨天皇・橘逸勢)弘法大師は、遣唐使として唐へ渡り仏教や書道を学んできました。
弘法筆を選ばずの意は
- 弘法大師のように 書に優れている者なら筆の善し悪しは関係ない。
- 技量が優れていれば道具に左右されない。
だけど実際には
「狸毛筆奉献表」(りもうひつほうけんひょう) では、空海が嵯峨天皇にたいして筆四本を献上したと書かれています。
「狸毛筆奉献表」と題した下に細字で
真書・行書・草書・写書と付記され、
楷書用・行書用・草書用・写経用として分けられ献上されています。
空海自身が筆の作り方を清川という人に指導して作らせていたことからも、空海が筆について深い関心を持っていたかがわかります。
筆には太さ、毛の質や量や長さなど沢山の選ぶ基準や好みもあります。
沢山ある筆の中から自分にあった筆を見つけることも楽しみであります。これも御縁です。
早く使ってみたいものです。
2020/05/22
書の歴史
書道では
お手本を見ながら書くスタイルが一般的です。
マンガ「書の歴史」
そのお手本となる
王義之、欧陽詢、褚遂良、顔真卿…
超有名な書家達が沢山出てくる本。
書歴が長いと有名な書家の名前や
著書、碑文、手紙などの名称や
書法やスタイルは日常的に触れて知っています。
その中で自分の好きな書家やスタイルも出てくるもの。
好き嫌いだけでなく
古典の臨書を学ぶことにより
自分の書も奥深いものとなっていきます。
古典臨書の中でも超有名なトップスターが登場する
こちらの本は 中々楽しい本でございます。
やはり芸術が栄えるのは時代が繁栄している時
なのだなぁと実感。
それと大昔は書が上手いということは出世する
一つの手法なんだというのも面白い。
戦いが上手いか、書が上手いか?
現代では芸術的な要素が高い書道ですが、
書を学ぶのはもちろん
その時代背景や歴史を学ぶのも楽しいものです。
お家時間の多くなるこの時期に是非
「書の歴史」おすすめでございます!